ラブラブ夫婦ならぬシャブシャブ夫婦だったのか?

80 年代アイドル「のりピー」マンモス失踪中

2009年8月7日

連日マスコミが大騒ぎの酒 井法子容疑者(38歳アラフォー)すなわち「の りピーである。

帰省シーズンに亡父ゆかりの地・山梨へと避暑ならぬ逃避行とみられているのりピーだが、足どりがつかめぬままの逮捕状発布で、
当初はバカな夫、高相祐一の愚行による多大な精神的苦痛という被害者モード扱いだったマスコミも、驚天動地の180度モード転換に、
報道キャスターはまだしもバラエティ番組司会者や芸能リポーター、コメンテータ達は自らの「のりピー擁護」スタンスを転向せざるを得ず、
逮捕状報道後からはコメントを求められても金魚のように口をパクパクさせる狼狽ぶりが笑える......もとい笑えない展開となっている。

さて、日本でもいよいよ実施となった裁判員制度に よる裁判だが、その制度広報映画の主演女優を務めた酒井法子容疑者について、
泥酔全裸騒動で軽犯罪を犯したSMAP草彅メンバーを「最低の人間だ!」発言で罵倒し、即刻「地デジ大使」役を罷免した総務省に比べ、
広報発注した最高裁は今回の酒井法子容疑者に対しては、もしも本人の覚せい剤使用が立証された場合、どのような措置を講じるのか。
8月7日現在は同映画のPRそのものを自粛する対応を見せているが、本人逮捕後の立件次第によっては一転被告人となる彼女を裁くという、
こちらも皮肉かつ笑えない顛末が待ち受ける。

80年代にアイドルを輩出した「モモコクラブ」の桃組出席番号で呼ばれていた 1986年デビュー直後の彼女が、4半世紀を経ようとしている
2009年、最悪の場合は刑務所倶楽部の囚人番号で呼ばれるという悪夢すら想定される。

芸能界とおクスリは、もはやお約束という観念が、戦後のマスコミ報道によっ て一般大衆にも定着しているが、それでもなお80年代の
清純派アイドルには無縁であって欲しいというオタク諸氏の願いもむなしく砕け散るのか、おなじくモモコクラブ出身で「薬物乱用防止
キャンペーン・ガール」 を1987年から10年間の長きにわたって務めていた西村知美の「ダメ。ゼッタイ。」のメッセージは、 果たして
のりピーの記憶にあったのかどうかは定かではない。

もっとも西村ではなく酒井がキャンペーン・ガールを務めていたとしたら.......それでも今回のような出来事が起きていたとしたら.......と思 うと、
草彅メンバーどころの醜態では済まされない、日本の国際的な国家威信(そんなものが今やあるとは思えないが)の失墜を招くのだから、
当時はモモコクラブの代表格と見られていた酒井法子を選ばずに西村を選んだ厚生省(当時)や警察庁は今更ながらの安堵と同時に、
その後もアイドルの起用を続けているキャンペーン路線にリスクを感じずにはいられないはずだが、地デジカ(鹿イラストキャラクター)に
ならって3Dバーチャル・アイドルを採用という意見はまだ出ていないようだ(苦笑)

【追記】

「やっぱり」と言うべきか、「ダメ。ゼッタイ。」キャンペーンポスターのキャラクターを酒井法子容疑者に差し替えたアイコラ画像が
ネット上に出現・氾濫という事態が発生した。

「社会風刺だ」「コラージュ芸術だ」などという動機でないのは明白だが、インターネットならではの著作権無法に、アイコラ職人達が
嬉々としてクリエイティブ(苦笑)に励んでいる姿が想像される。

これに対してキャンペーンを展開する財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは当然ながら警告を発している が、同時に
自らが過去にキャンペーンイベントで招いたゲストに酒井法子容疑者がいたという事実も認め、不明を恥じる結果となっている


このイベントには、かつてのモモコクラブのメンバー同士だった西村知美と共に出演したのだから、今回の報道にあるように、
酒井がもしも覚せい剤を自己使用していたのだとしたら、相当に罪深いと言うか、ある意味、「警察FUCK YOU!」という
確信犯的な反体制のヒロインとして彼女を賞賛する意図がアイコラ職人にはあったのかもしれない(苦笑)

若者への啓蒙=アイドル起用という短絡的な発想が、いかにハイリスク・ハイリターンな施策であるかを、「一日警察署長」などを
展開する警視庁あたりは真剣に考えなければ、そろそろマジでヤバイのではないでしょうか?と、オタクなカメラ小僧の皆さんからの
反発を覚悟で言ってみたりするんですが、所詮は見せしめに芸能人にお灸をすえる程度の警察と芸能界のナァナァぶりからは、
今後もアイドルが税金で国家イベントに出演という、オタク国家ニッポンに生きる我々には至福の未来が約束されているのでしょう。


【追記・2】

ほんの数日前までは、この国ではたしか「政権交代」 とか議論沸騰の真っ最中だったわけですが、
地方分権がどー しただのも含め、列島総力取材合戦が熱気を帯びていたはずのマスコミが一斉に
「のりピー音頭」で全国納涼夏祭り状態

※酒井法子容疑者が失踪した2009年8月3日、その21年前の1988年8月3日に放映されたこの映像には、
このたび孤独死した大原麗子の元・夫で(1984年に大 原と離婚)、1986年には森昌子と結婚していた
森進一の幸せ一杯な笑顔(2005 年8月に離婚)や、1年後に自身のマンション住居部屋でリストカットの
自殺未遂を恋人の中森明菜に起こされる (80年代終焉の1989年にアイドル幻想を衝撃破壊)とは
夢にも思っていない近藤真彦
が楽しそうに「のりピー音頭」で踊る姿が見られる。
これもバブル期80年代末期の幸福幻想の1コマとして記憶されたい。


麻生も鳩山も高校球児も原爆被爆者もクリントンも金正日もオバマも日本人宇宙飛行士も、
アラフォーの元・80年代アイドル歌手の前には一瞬にしておざなり扱いの、マスコミ上層部諸氏は
どんだけ80年代アイドルが好きなのかと(苦笑)

実際問題、過熱する酒井法子報道にも、今の平成生まれの高校生達は「ノ・ レ・な・いTeen-age」であり、
「誰それ?」状態なわけです。

それにしても、70年代の国民的アイドル女優だった大原麗子の孤独死や、21世紀にブレイクした
イケメン押尾先生の女性変死事件という、よっぽどインパクト大なニュースすらブッチぎる、各局の番組編成担当は、
多分、おニャン子(&モモクラ)世代なのだなぁと。

(失踪した)「アイドルを探せ!」が、2009年の今再びテレビ局内での合言葉となり、そしてやがて訪れるであろう
「アイドルをめっけ!!」な結末を今か今かと待ち構えるテレビの前の推定ア ラフォー主婦達や、かつての
アイドル親衛隊だったオヤジ達によって期待もされている、この国のカタチというのはいったい何なのだろうと、
やはり80年代を永遠に夢見る行為は正しく日本のマジョ リティ感覚なのだと錯覚してもいいのでしょうか。

しかし、80年代テレビが生んだアイドルトリオ「わらべ」の高 部知子の咥え煙草ニャンニャン事件(元カレ自殺)も、
「おニャン子クラブ」の初期メンバー喫煙事 件(現役高校生が集団喫煙)も、今回の「モモコクラブ」の清純派
のりピーによるシャブ吸引(推定)逃走事件こそが、「ア イドル幻想」破壊においてはダントツの破壊力なわけで、
所属事務所の先輩で中年男性俳優との失恋が原因として白昼に事務所ビルの屋上から公開投身自殺を遂げた
岡田有希子の衝撃度と共に、今や完全に「アイドル幻想」は打ち砕かれたのではないでしょうか。

思えばサンミュージック松田聖子の郷ひろみとの「生まれ変わったら...」発言直後の神田正輝との結婚が1985年。
この年、酒井法子は同じ福岡出身の先輩聖子の所属するサンミュージックに身を寄せ、聖子産休後に事務所では
ポスト聖子と期待された人気絶頂の岡田有希子が翌年まさかの所属サンミュージック事務所ビル屋上から投身。
そしてこの1986年に酒井法子が満を持して芸能界デビュー。担当マネージャーは故・有希子の担当だったM氏であり、
このM氏は酒井がデキ婚産休から復帰した2000年に有希子の後を追うかのようにサンミュージック社内で自殺。

もはや「因縁」という言葉だけでは説明のつかないオカルトじみた連鎖展開ですが、80年代初頭から80年代末期までを
サンミュージック所属の3人娘が、歌手という本業以外でも日本国民に多大な影響力を及ぼしたという結果的な事実を、
我々はこの先も語りついでゆくことになりそうです。

それにしても酒井法子容疑者は、80年代アイドル当時の忙殺スケジュールをこなしていた感覚で、今もどこか で
今度は警察の逮捕秒読みスケジュールに追われているのでしょうか。

【追記・3】

ここまでの大騒動になると知ってか知らずか逃走を続けていたのりピーが、遂に観念して警察出頭。
尿検査を意識しての体内残留麻薬成分を抜くための逃走期間かと見られていたが、それも自宅に
残された覚せい剤吸引器具に付着していたDNA鑑定であっさりとクロ判定に至るや、もはやこれまで
と悟ったのであろうか。

しかし、彼女の麻薬常習が立証されたとしても、この逃走期間中の詳細については頑なに黙秘を
続けているらしいのりピーの態度が、彼女の背後にドス黒いネットワークが介在しているであろうことを、
逆に印象づける結果となっている。

それは、実の弟が山口組系の暴力団員として恐喝ならびに覚せい剤使用の罪で前後して逮捕・起訴
されている事実も明らかになったことで、一層の疑惑を深める状況を招いている。

地方興行メインの演歌界や、海外との交流も盛んなロック界など、これまでも大麻使用による芋づる式
逮捕という前例はあったものの、今回の(元・)清純派トップアイドル+覚せい剤という組み合わせは、
そのあまりにも意外な組み合わせゆえに、しかも政府レベルでの各種の広報キャラクターを現役で
務めていた立場からも、大々的にクローズアップされることになったわけだが、ことは逮捕劇で終わる
わけではなく、むしろこれから先の芸能界麻薬ルート解明に視線が注がれている。

ここで警察がタブーなき捜査を断行するのかどうかが、長年にわたり芸能界の一定割合の人間は
クスリをやっているのは暗黙の了解であり、逮捕されるのは無名の雑魚かピークを過ぎた有名人か、
逮捕が勲章ともなりかねないロック歌手か、といった慣例を打ち破り、ドル箱利権の超人気アーティストや
今が旬のアイドルなど、これまではバーター取引で見逃されてきた連中にも特例なく逮捕を実行する
つもりがあるのかないのかの試金石ともなろう。

それにしても、所属事務所のサンミュージックにとっては、あの岡田有希子(ならびに当時の岡田
有希子のマネージャーであり、のちに酒井法子の元・マネージャーでもあったM氏)が自殺を遂げた
四谷4丁目の本社ビルから、37年目にして厄払いのつもりか同じ四谷の左門町に移転したばかりの、
まさにこの8月早々に今度はこの大不祥事。

どこまで災厄が降り注ぐのか、一説には地元「四谷怪談」の呪縛ではないか(お岩さんによる美貌の
アイドル達への恨めしさ)という、あらたな都市伝説も囁かれるが、80年代アイドルの筆頭松田聖子、
岡田有希子、酒井法子を生んだサンミュージックは、まさしく後世まで伝説となるであろう。


【おまけ】80年代当時、寝起きを襲われるのりピー。

奇しくも「覚せい剤逮捕コンビ」となった、田代まさしとのベッド・インならぬ添い寝動画
妄想を語るのりピー、この頃からラリっていたのか?(苦笑)

そして2009年、今また「スターどっきりマル秘報告」調書をとられている酒井容疑者である。

【追記・4】 「半落ち」のりピー VS 「ゲロゲロ」亭主

逮捕直後は、逃走期間中の足どりについて「言いたくない」と黙秘していた酒井法子容疑者だが、
最近は渋々ながらも同伴者や移動場所について断片的に明かし始めた。
また、覚せい剤の使用頻度については「去年の夏から数回」などと入門者モード(苦笑)な供述を
していると伝えられている。

一方、亭主の高相祐一容疑者は逮捕直後から「妻もやっている」とゲロし、妻法子容疑者の
「数回」発言に対し、「数年前から数回どころじゃないほど吸った」という、覚せい剤ならぬ
自白剤でもやっているのか?というバウアー@トゥエンティフォーな取調べ風景を想像してしまう
展開である(笑)

夫婦で仲良く「あぶりだし」に興じていた日々から、これからは背後関係があぶりだされる日々が
始まるのであろうか?

酒井法子容疑者に逮捕状が出た当初、世間はアンダーグラウンドな勢力からの口封じを恐れて
逃れているのでは?という見方もあったが、どうやら口封じが必要なのは亭主の方であろう。


【おまけ】 

80年代に酒井法子容疑者がいわゆる「のりピー語」を連発していたテレビ映像は、 どこかわざとらしさが 漂いつつも、
同時に愛らしさも感じさせ、結果としてのりピー語の流行とのりピー自身の人気も上昇した。

そしてあれから4半世紀が経とうかという今、このインタビュー映像でのアラフォーのりピーは、「のりピー語」
ならぬ「ラリピー語」を連発しているが、わざとらしさよりも素の生々しさが漂いつつ、同時に痛々しさも 感じさせ、
結果として酒井容疑者の覚せい剤常習疑惑熱が上昇している。





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