80年
代の逆襲 石原真理子 Strikes Back !
~石原真理子「ふぞろいな秘密」~
ワンレン+太眉の80年
代メイクで帰ってきた元祖「プッツン」女優。
その彼女が渡米してブラウン管から姿を消したのがバブル崩壊直後の91年。
あれから15年、
「いざなぎ景気」越えと言われ、実感なき景気回復が言われる今、
彼女の突然の復活宣言はプチバブル到来の啓示なのであろうか(苦笑)
それにしてもである。実名暴露の恋愛遍歴リストはまさに80年
代。
「ふぞろい~」同期の時任&中井に喰われていた(喰っていた)のはドラマを地でゆく三角関係。
一方、つまみ食い常習や遊びの恋が何の違和感もない、さんまちゃんや峰竜太。
抱かれたい男のひろみGOや
かんだまも順当。あぐりのセレブリティにも頷ける。
そして「毎度おさわがせ」のポコチン一八や、ビッグなトシちゃん、結婚までも思い詰めたという吉川晃司だが、
それでも彼らには80年
代の明るさすら感じるが、問題の焦点は不倫+DV+心中未
遂の3点セット玉置浩二と
今や芸能界最大のタブーJ事
務所の重鎮的存在となっているミスター「K」ことマッチで
ある。
宗教団体の広告塔やら海外逃避やら、芸能界ではもはやすっかりお約束のパターンに堕ちていた石原真理子を
ノーマークだった芸能関係者達には、時限爆弾のごとき今回の暴露本。
石原軍団や現在のJ事
務所にはイニシャルで配慮するあたり、復帰力学についてはアドバイザーの存在が垣間見えるが、
「プッツン」な出版記者会見とそれに続く外国人記者クラブでの英語弁論大会「中年の主張」(苦笑)や
後追い記事など、
当然ながらそんな配慮も形だけの自爆的展開。
彼女(ならびにその周辺)は、失うモノの無い強みと、実名暴露された者達が名誉毀損訴訟を起せば
かえって恥の上塗りになることを計算をした上での爆弾投下ではあったろうが、その目論見は見事に当たりつつも、
次の展開が見えない不発弾女優として処理班が遠巻きにガードを固めた周辺住民避難勧告へと収束しそうな気配。
これも確かに80年
代復興の動きだと思うと、複雑な心境ではある。
驚
愕の80年代復活愛! 2009年2月25日報道
これはもう驚くしかないであろう、石原“プッツン”真理子と玉置“DV”浩二が、
25年の恩讐を超えて、再会ならまだしも結婚である。
25年前には不倫(玉置が妻帯)愛が発覚して別れた2人。
しかも当時は玉置のDVによって腰の骨が折れて救急車で搬送されるほどの仕打ちを受け、
さらには心中未遂という、ドロドロの愛憎劇を演じて見せた石原真理子。
そしてこの不倫愛+DV+心中未遂の顛末に加えて多くの人気男性芸能人達との肉体的な交際の数々を
実名暴露本「ふぞろいな秘密」として2006年に出版、映画化までしてしまった執念深さと大胆さに、
実名暴露された者達は当惑や恥辱を超えてある種の戦慄を覚えたに違いない。
そんな、玉置浩二への怨念と売名復活行為が不快感と同時に痛々しさを感じさせていた2006年暮れから早くも丸2年が経ち、
すでにそんな珍騒動も忘れかけていたていたその矢先に、なんと誰一人として予想はおろか想像を絶する今回の結婚。
当人達にとっては「復縁」らしいが、果たしてそんな理屈が通るはずもなく、石原も石原なら玉置も玉置という、
「ふぞろいな秘密」ならぬ「不可解な事実」を確かめんとするマスコミ取材が殺到した。
そして、その期待に応えるかのごとく、あっけら
かんとテレビカメラの前でノロけて見せる2人に、マスコミも含めた世間は
もはや唖然とするしかなかったが、当時は加害者であり暴露本では被害者となった玉置が2年間の苦悩の末に辿り着いた、
哀しくも滑稽な最終出口であったのであろう。
一方の石原の安堵ぶりは、暴露本や映画が結局は玉置への積年の想いが屈折した形で発したラブコールであったのだと解釈できるが、
玉置は肉体の衰えと病魔に加えて襲った今回の精神的苦痛が自責の念を最大限に増大させ、あらゆる苦しみからの脱却が、こうした
選択に至ったと想像するしかない。
そして、お騒がせな中年カップルに振り回された芸能マスコミは、ネタとしては満足できたであろうが、同時に何とも説明のつかない
虚無感に襲われたのではないだろうか。
これで2人がやがて老境に差し掛かる頃に、またもや騒動を巻き起こしてくれるのか、それともこのまま世間から忘れ去られるのか、
行く末の鍵は、やはりプッツン真理子の手中に握られているのである。